2020年9月26日土曜日

パソコン購入の手引き:2020

ラップトップ・パソコンを購入する

 


2020年版、初心者用パソコン購入の手引き。

 今回はアメリカでパソコンを買う際のガイドです。本日ラップトップ・パソコンを買ったばかりの私ですが、まず結論です。

 安くていいパソコン、それは最新版。という定理です。ぶっちゃけインテルのCore iシリーズ、新製品に更新されるたびに大なり小なり、何かしらアップグレードしています。ネットではいろんな方のベンチマーク比較レポートが出回っています。CPUの総合性能でいえば、たとえば第十世代の(つまり今年の)Core i3の上位機種は2世代前のCore i5を超えるスペックですし、次機種では3、4世代前のCore i7さえ超えることが予想されます。むつかしいことを考えないでも、最新バージョンかどうかだけは確認して新しいCPUの入ったパソコンを選びましょう。

 もう一つ、最近のパソコンの流れから言って、ハードディスクはもう時代遅れです。まず安定第一で、いままでの継続を望むなら、おなじWindowsでもハード・ディスクはやめてSSDに変えるべきです。ご存じのようにハードディスクは年々安価になり2T、4Tと容量は大型化していますが、ハードウェアとしては、劣化の問題や熱処理の問題などがついて回ります。その点、最近シェアでも人気でも大きく上昇中のSSDは今後のパソコンの主流となること間違いなしです。容量でHDに劣るものの、その速さ、手軽さ、コンパクトさはラップトップにこそふさわしいものです。今後のパソコン選びではぜひSSDをお選びください。

まずパソコンを何に使うのか。

 もし、あなたが特段目的はなく、日常使いの汎用パソコンが欲しい。とおっしゃるなら、いくつかオプションがあります。まず携帯性を重視する方向け。

・Windows ラップトップ

 モニタはー14から17インチがおすすめです。ヘビーな仕事はしない、ネットサーフィンやSNSなど普段使いだけというなら、CPUはIntel Core i3かAMD Ryzen3使用で安価かつ信頼のおけるメーカーがアメリカにあります。HPあるいはDellから豊富なラインアップが出ていますのでいずれかがおすすめです。私は前回Lenovoの17インチ・モニターでCore i3の売れ筋シリーズ、IdealPadを使っていましたが、作り全体が安っぽく、案の定3年未満は安定していましたが、それ以降急にパフォーマンス全体がガタ落ちになりました。いいとも悪いとも断言しませんがご参考までに。

・Chromebook

 とにかく起動から作業まで、待ち時間なしで使える速さがウリです。すべての動作がサクサクと動くのは、オンラインのみでの作業を前提として作られたものだから。Googleのあらゆるサービスとの連携も簡潔明瞭で、これさえあれば日常のタスクはすべて賄える利便性が特徴です。弱点はメモリー、ストレージともに容量が小さいこと。すべてはクラウドに上げて保存するのが前提なので、ネットワーク環境のないところではそれらのデータのアクセスできないので、お手上げになることがあります。そこさえ許容できれば、パソコン本体はとても安価で、たとえ寿命が短くとも、年単位で買い替えても、面倒なストレージの引っ越し、データの引継ぎなどに煩わされることはありません。

・2-in-1

  これはBest Buyなどアメリカのストアでよく表記されるノート型パソコンの1ジャンルです。要するに、折りたたんでタブレットのように指タッチでも使える小型パソコンですね。こちらは10インチから12インチぐらいが主流で、片手で持ち歩ける携帯性の良さが特徴です。見た目は小型軽量でオペレーション・システムはWindowsが主流。中には大型デスクトップに引けを取らないスペックのものもあります。大画面を必要とせず、キーボードの必要ないときはタッチスクリーンだけで気軽にゲームも楽しめます。いろんな場面で活用でき、今後も新しいコンセプトの2-in-1が登場し、市場の伸びが期待できるタイプです。

・MacBookシリーズ

 Mac OSは独自の進化を遂げています。インタフェースは直感的で、作業中に余計なことを考えずに集中しやすくできています。これまではインテルのCPUでしたが、今後はApple独自のものになるというロードマップができております。見た目も超薄型で無駄を一切省いたミニマルでおしゃれな形状が人気です。Macすべてのコンピュータにいえることですが、統一感が素晴らしく、iPhoneやiPadなどとクラウド経由でデータを共有し、シームレスな仕事環境を提供してくれるところが強みと言えるでしょう。


 ざっとこのようなラップトップの分類をご紹介しましたが、好みと用途、あるいは希望の価格帯によっても絞られてくると思います。

 アメリカでは現在、様々な機種のデモをじかに見られるストアはBest Buyぐらいで、ほかの店は頼りになりません。一度はBest Buyに足を運んで実機を見てから、情報を自宅に持ち帰り、ネットで買える同類機種と比べてみるのがいいでしょう。

 今回、私はその手法で数週間あれこれ検討した挙句、今回はネットショップを見送り、Best Buyに舞い戻って、購入機種を決定しました。

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 2020年9月25日。新しいラップトップ・パソコンを購入。

 ヒューレット・パッカード社の2020年版、15インチのタッチスクリーン・モニターで最新のインテルCore i5、12GBのRAMで、ストレージは256GBのものです。

 スペック的にはまずまず標準的で、個人がネット・サーフィンで情報収集したり、ブログやSNSを利用する程度なら、十分すぎるレベルです。YouTubeやNetFlixなどの軽い動画などは遅延なく鑑賞でき、写真の整理や加工もスムーズに行えます。動画編集やゲームはまだ試していないのですが、そこまでは期待していません。どこかの記事によると、ドラクエ10は普通にプレーできるとのことでした。

 このパソコンを買うまでおよそ2か月迷いました。家にあるLenovoの17インチ・ラップトップが購入3年を超えてから著しく起動、動作が遅くなり、ほとんど使い物にならなくなりました。それと相前後してメインで使用していた2台のMac miniもじょじょに動きが緩慢になりだし、ちょっとしたグラフィック・デザインの作業にもストレスがたまるようになっていました。今年はまともに動くパソコン不在の夏を過ごし、秋を迎え、とうとう忍耐も限界に来たのです。

 さいわいグラフィック・デザインの仕事はiPadとアップル・ペンシルで切り抜けることができましたが、写真の整理や編集など厖大なデータ量を要する仕事は、やはりパソコンなしにはきついのです。

 今回、パソコン購入にあたって考えたのは、どのレベルのものを買うかです。後悔しないパソコン選びは、ネットでも様々な方がアドバイスされています。それらを参考にしながら、今回は私なりのパソコン購入メソッドを想定しました。ひとそれぞれ使用用途が違うので一概には言えませんが、こういう買い方もあるのだと、参考にでもしていただけたら幸いです。

 パソコンで何をするのか。

 まず大前提ですね。私は前記の通り、写真編集とグラフィック・デザインがメインです。しかし今回はそれ以上に、毎日使うブログ用のパソコンが必要でした。もう一台、数年前から使用している10インチの小型Chromebookはあるのですが、機能が限定されているので、サブ機としてはいいのですが、大きいデータを使用する際には不向きでした。今回はブログをメインとしつつ、ちょっとしたグラフィカルな仕事もできるパソコンというテーマで探しました。そこでたどり着いたのが本日購入したHPのミッドクラスのマシンです。実際半日使ってみて、動作も迅速で、キーボードのタッチ感やモニターの映り具合もなんら不満はありません。当面はこの機を中心に日々の作業を進めて行けそうです。アート関連の仕事はいまさほどないので、Macで新体制を整えるのは来年以降にしようと思います。

 私の場合、グラフィック関連の作業はずっと二台のMacを併用するやり方でした。3Dアートやビデオ作製の時はレンダリングなどに時間がかかるので、一方で作業を待つ間、次の作業をもう一台でできるので、時間を節約し効率よく仕事ができるのです。私の持論というほどではありませんが、高性能だが高価なMac Pro一台より、普通のiMacかMac Mini複数台のほうが、絶対に作業がはかどるのです。その分、モニターも二台用意しなければなりませんが。

 Mac二台体制もう一つの利点は、一方がクラッシュしたり不意のトラブルの時、もう一台で職務を遂行できる安心感があります。価格合計でもMac Mini二台のほうがお安くなるので、ずっとこの方式を使ってきました。しかし今年に入ってまさかの二台同時老朽化とは。

 正直ここまでは想定してなかったのでちょっと焦りました。なんとかiPadで凌げたのは幸いでした。昔は大容量の紙媒体の広告デザインの仕事を請け負っていたのですが、今はすべてが縮小傾向で、今後は仕事内容からいって、iPadをサブにし、メイン機として新たに普通のiMacを導入しようかと迷っていた矢先です。

 今回はとりあえずそれらを先送りして、いまぶっ壊れ寸前のWindowsパソコンを買うことにしたのです。結果、かなり満足できる機種をゲットできました。まだまだ使い始めたばかりですが、気が付いたことがあればまた、ご報告していきたいと存じます。




 

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