2020年7月4日土曜日

大人気ファミリービデオ

アメリカはファミリー・ビデオが熱い

 

 YOUTUBEのファミリー・ビデオにハマっています。

 何がすごいって、ここ数年、アメリカではごく一般の家族が自分のファミリーを動画にした日記風のビデオが大流行です。日本では家族が顔出しなんてNG! 世間のさらし者だわ。なんて考えている人が多いのか、それほどまだ目立った動きはないようです。

 でもアメリカは違います。それはもう大盤振る舞いというか、世間体など一切お構い無しで家族の日常を撮りまくり、ネットに上げまくるのです。その潔さがウケる理由でしょうか。


 たとえばカリフォリニアの6人の子供と暮らす夫婦のビデオ、FAMILY FUN PACK。幼い子どもたちが仲良くじゃれ遊ぶだけの日々をとにかく撮りまくっています。2011年に開始して、ほぼ毎日動画をアップし続けています。現時点でチャンネル登録者数926万人! もうセレブ顔負けの大繁盛で、いま世界中で一番有名な家族じゃないでしょうか。

 すべてお母さん主導でビデオは回っており、お父さんは助手みたいな立ち位置です。カメラワークもベタでド素人丸出しですが、そこが却ってリアルな臨場感を醸し出します。何よりも子どもたちが天真爛漫で、演技っぽいところがないのがまた可愛いのです。

 同じカリフォルニアのDAILY BUMPSというタイトルのファミリー動画も大人気です。2012年に開始して、現在チャンネル登録者数500万人を突破中。すごいですね、こちらも若い夫婦が幼い子どもたちとの日常を撮影した動画です。まさに絵に描いたような明るい家族の幸福な日々。やはりお母さんが主にカメラを手に、自撮りも多用してライブ感あふれる動画に仕上がっています。

 もう一つ、ファミリービデオ界のチャンピオンにBRATAYLEY一家があります。こちらは2010年から始まって、当時ちっちゃな幼児だった娘さんたちが、もはや愛らしいティーンエージャーに成長しています。チャンネル登録者数731万人。親戚や友達もバンバン登場させ、屈託のないキッズ成長記としてたくさんのファンに親しまれています。10年家族を撮り続けるのは並大抵のことではないと思います。

 これらの超有名級のファミリービデオに共通しているのは、母親目線の愛情です。見栄えや可愛さだけにとらわれず、子供がぐずっても汚れていても、構わずカメラを回し続ける根性、しかもそれを編集でカットしない潔よさ。こららが大衆の人気を呼ぶ秘訣ではないでしょうか。

 人気のファミリービデオは上記だけではありません。あふれるほどたくさん、ごく普通の家族動画が世界中で観られています。とにかくこのジャンル、日本ではまだ未開発なので、YOUTUBEやる人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 

 かくいうこの私も、ここ数日ファミリービデオの編集に悪戦苦闘しております。いえ、YOUTUBEに挙げるとか、そんなんじゃないです。

 今までに撮影してきたアナログのビデオを一念発起して、片っ端からデジタル化しているのです。私がビデオを撮り始めた頃は、ソニーのベータというフォーマットとパナソニックの  VHS と言う形式の二大潮流があったのですが、初めは両方使ってきました。そのうち VHS の方が主流となってきたためベータ方式の方は、 やむなく物置に保管することになってしまいました。

 ビデオカメラもいくつか買い替えましたが、アメリカでもよく売れていた JVC の S VHS と言うコンパクトなビデオカセットテープを主に使っていました。それは結構な量、なんの編集もしないまま撮りだめていて、 見返すこともなく引き出しの奥に放置されておりました。それから間もなく VHS の時代も終わり、記録媒体も様々なものに変化していきます。どれが主流になるのかも分からないまま、とりあえず私は出始めのミニ DV 方式を採用することにし、撮影機材もミニ DV 対応へシフトして行きました。

 当時としては目を見張るほどの画質の進歩で、これからはミニDVの時代だなと思ったものです。

 思えばやはりこの頃が一番ファミリービデオを撮っていた時代でした。幼い子供たちの成長の記録を撮るのはとても楽しいことでしたので、撮影したビデオカセットはどんどん増えていきました。いつかは編集するだろうと思いつつも、ただ撮影するばかりの日々。折に触れなんとかまとめなきゃと思っていながら月日は過ぎ、気が付くとアナログの時代は終わっていました。編集好きの友人のはせっせとパソコンにつないで、ショートムービーのようなものを手際よく編集していましたが、私は大雑把な人間なので編集の重要性に気づいていませんでした。撮ったら撮りっぱなし。見返すこともなく、テープがただ増えていくだけの日々でした。

 世の中はすでに映像関係のガジェットはことごとくデジタル化されて行きました。私も時代の流れに抗えずとりあえず、今までのやつを編集しようと思い、じゃあ始めようと思った時にようやく気がついたのです。これまでのビデオテープは全てアナログからデジタルに変換しなければならないということに。 

 ひえー!とおもいましたね。20年超にわたって撮りまくってきた150本以上もあるテープ全部をリアルタイムで 変換しなければならないのです。 いったい何時間かかるんだ!

 計算すると気が遠くなりそうです。

 この変換サービスをする業者もあると聞きましたが、プライベートな映像なので、人に見せるのもなんだかこっ恥ずかしく、とりあえず空いてる時間にこつこつ自分でやることになりました。

 アナログからデジタルへ変換するソフトとビギナー用の簡易編集ソフトを買い、懐かしい映像を見ながらちょっとずつ簡単な切り貼り程度の編集を’同時進行させています。素材が膨大なせいで、一日2-3時間費やしても、一向に進んだ気がしません。 

 いつになったら本格的な編集を始められるのだろう? そんなことを思いながら、変換作業にあくせくしている今日この頃です。

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