2020年7月15日水曜日

CD カセットプレーヤー

音楽をきく楽しみを教えてくれたオーディオ機器 


 

 長年愛用してきた CD カセットプレーヤーがついに動かなくなりました。去年あたりから CD の読み取りが怪しくなり、音飛びやブツブツ異音が目立つようになってきました。
仕事から帰ってきて、音楽を聴く時間は心身ともに私の心を癒してくれる貴重なリラックスタイムです。なのに気持ちよく聞いていたらプツンと音が飛んでしまったり、不意に聞こえなくなったりするのはどうにも耐え難いものになってきました。聴けば聴くほどストレスが溜まる一方。これでは何のための音楽かわかりません。
 購入してから20年近くが過ぎましたが、もう限定です。ただこのまま即粗大ゴミというのは忍びないので、 CDよりももっと古い、カセットテープのコレクションを聞きまくってから処分しようと思いました。
 年末、物置を整理していて出てきたカセットテープの収納ボックスを 引っ張り出してきて、CD プレーヤーの横に並べてみました。なつかしや、昔私が聞いたたくさんのカセットテープがずらりと並んでいます。もはや死語となった「ラジカセ」全盛時代のカセットがあるわあるわ、こんなに集めていたとは。当時私が聴きまくっていたレッドツェッペリン、ピンクフロイド、ジェネシス、イエス、エルヴィスコステロ、トーキングヘッズ、U2、ポリス、キッス、イーグルス、ヴァンヘイレン、ガンズアンドローゼス、ブルーススプリングスティーン、トムペティアンドハートブレイカーズ、エアロスミス等々。ああ懐かしや。聴く前からあの頃の魂の叫びがよみがえってくるようです。
 ようしこうなったら。
 このマシンをスクラップにする前に、カセットでとことん聴き返してやろう。そう意気込んだのですが。
 ところがなんと。あれれれれ?
 よりどりみどりの中から手に取ったカセットテープ、ローリングストーンズの「Steel Wheels」というアルバムを聴くべくプレイボタンを押したんです。なのにこの10何年前のカセットがいきなりぎゅうぎゅうと音を立てピタリと動かなくなったんです。
そんなまさか。いきなり沈黙かよ。久しぶりに「Rock and a hard place」聴けると思ったのに。
 私は焦りながら次のアルバム、サウンドガーデンの「Superunknown」をかけてみました。
 ああ、しかし。回りはしたのですが・・・。
 イントロからうにゃうにゃとへんなディストーション。歌が始まると、ほひゃへひゃ、わりゃへれ、となんだか脱力する間延びしたクリスコーネルの歌声が・・・。いやもう聴くに堪えません。CDのブツブツよりもっとひどい状況です。こりゃいかんと思ってあわててテープを取り出したら、ぐしゃぐしゃに絡まったテープが見るも無残に出てきました。
長らく使ってない間にテーププレーヤーの部分も相当ガタがきていたようです。なんでもそうですが、メンテの大切さを思い知らされます。
 もうアカン。阿寒湖や。とくだらないだじゃれもそこそこに、CDラジカセの再購入を検討する私でした。

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