2020年7月7日火曜日

夏フェス、相次ぐ中止

ロックはどこへ行った?



 今年の夏は、音楽ファンにとっても残念な事になりそうです。
 夏といえば野外フェス。日本でもフジロック・フェスティバルやROCK IN JAPANなど大規模な音楽フェスティバルが相次いで中止が決定されていますね。ファンにとってはガックシ失望の夏となってしまいそうです。それでも諦めずに調べたら、まだ保留中のものも含めると、日本各地で開催予定というものがけっこう有りました。それぞれのサイトでコロナ対策の内容や有無も記載されています。転載してもいいのですが、その後の変更・アップデートなどには対応しかねますので、それぞれでお調べいただくのがよいかと存じます。
 私個人としては、どんな対応策があるにせよ、行かずに我慢するほうが賢明だと思っています。いかに現地で対策が取られていようとも、そこまで行く間に様々な接触懸念が予想されるからです。電車はもちろんのこと、車で行っても途中トイレや食事、給油などで立ち寄るたびに、人との接近を余儀なくされるからです。自分は気をつけていても、たくさんの人が集まる場所に近づくリスクは、向こうからやってくるものだと考えたほうがいいでしょう。
 私も音楽が好きなので、生で演奏を聴きたいという気持ちはよくわかります。しかし今この現状では、コロナ・ウィルスの減少に貢献することが最優先だと考えます。今夏は我慢して、配信ライブなどに期待を持ちましょう。

 アメリカもフェスやイベントに関しては同様です。、現在の所、マンハッタン・セントラルパークで恒例の野外無料クラシック・コンサートも中止の意向です。4月頃にはズラッと並んでいたスケジュール情報も、6月に入って刻一刻と変化していきました。いまも実施か中止の判断はそれぞれの行政指示に従い、変化する模様。大規模なものは早々と中止を発表していました、7月後半から9月にかけてのスケジュールはまだ不明のところも多いです。
 そんな中、CITYPARKS FOUNDATION(シティパークス財団)という、ニューヨークの非営利のイベント管理団体は、新しいプログラムを打ち出しました。
 それはSUMMERSTAGE ANYWHEREというものです。これまで企画していた今夏のイベント・スケージュールを再編成し、すべてデジタル配信でみんなが鑑賞できるようにしたのです。この財団の主催するイベントは、もはやニューヨーカーにとって欠かせないエンターテイメントばかりだったので、地元市民はもちろん、毎年遠路はるばるやって来る州外の音楽、演劇ファンにとっても、嬉しいお知らせです。
 このようにいまアメリカでは、ショービジネスのスタイルの見直しが急速に進んでいます。
 今後シティパークス財団の企画同様、どこでも誰でもショーを楽しめるアイデアは、実現化していくでしょう。Coronaの時代はそうしないと、文化芸術が萎縮してしまうのです。これからは5Gの高速大容量通信技術により、かつてないストリーミング・ビジネスが生かされるようになると言われています。今後ぜひとも、生ライブに負けないぐらいの、配信技術を駆使した新しいスタイルのエンターテイメントが育つことに期待致します。


0 件のコメント:

コメントを投稿